筮竹台(ぜいちくだい)・ケロク器

○筮竹台(ぜいちくだい)・ケロク器とは?

筮竹をさばく際に置く台をいいます。

筮竹を置くために切り込みがあります。私が持っている筮竹台は、切り込みが2つ入っています。切り込みが3つあるものや、5つある物もあります。

○筮竹のさばき方 ~三変筮法を題材に

易占いには、本筮法、中筮法、三変筮法があります。私が用いるのは三変筮法で、筮竹を三回さばく方法です。 筮竹のさばき方を、三変筮法を題材にご説明します。

 

1.三変筮方の概略

  筮竹を3回さばいて、卦と変爻を求める方法です。

  太極を立てます(内容説明は、→ こちら )

・1回目さばくことで、内卦(下卦)を求めます。

・2回目さばくことで、外卦(上卦)を求めます。

・3回目さばくことで、変爻を求めます。

 

2.1回目さばく

①太極を立てたことにより、手元には49本の筮竹があります。筮竹49本に意識を集中し占的を思い起こします。易の神様を意識しながら、回答をしてくれそうな瞬間(占機)を探ります。

②「今だっ!」という瞬間に49本の筮竹を右手親指でグッと二つに分けます。

③右手に持った筮竹をケロク器に立てかけます。

④ケロク器に立てた筮竹から一本取り出し、左手小指と薬指の間に挟みます。

⑤左手に持った筮竹を数えます。数える際は8で割ります。筮竹の数が多い場合は、1本ずつではなく2本ずつ数えるのが楽です。その場合、8で割るわけですから2×4で数えていきます。

⑥余った筮竹の数(左手小指と薬指の間に挟んだものを含む)を数えます。余った数を八卦のどれに該当するか確認します。該当する卦が、卦の内卦(下卦)となります。

.2回目さばく

1回目と同様の作業を行い外卦(上卦)を求めます。

 

4.3回目さばく。

1回目、①~④と同様の作業をします。

ただ、左手に持った筮竹を数える際に6で割ることが今までと異なります。

6で割ったあまり(1から6のいずれか)が変爻となります。

 

.でた結果を記録します。

  記録は、鉛筆で紙に書いてもかまいません。

  算木による確認が便利です。

 

  算木の説明は → こちら